2、3ヶ月前からダンナに
「この日だけは早く帰って来てくだせぇええええ」
と頼みまくっていたその夜がついに!
山本貴志さんのコンサートです。
ひさ~しぶりに銀座まで行って来ました。
ギンザ…遠かったw
I went to Piano concert of Takashi Yamamoto in Ginza,Tokyo.
腹が減っていると音に集中できないので、みゆき通りのスタバで腹ごしらえをして、イザ!
銀座ヤマハホールへ突入。
あらーびっくり、すごい小さいのね。
こんな密度の濃い空間でタカシのピアノを聴けるとは…! うひひ
タカシの音を聴くのは1年ぶりです。
プログラムは前半ショパン、後半ドビュッシー!
Set list is Chopin and Debussy.
タカシのドビュッシー!
どうなるんだろう、ワクワク(*^_^*)
★
幻想曲 ヘ短調 op.49
3つのマズルカ op.59
舟歌 嬰ヘ長調 op.60
ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」 op.53
(休憩)
アラベスク第1番
ベルガマスク組曲「前奏曲」
「メヌエット」
「月の光」
「パスピエ」
版画「塔」
「グラナダの夕べ」
「雨の庭」
★
アンコールがなかったのがちょっと寂しかったですが…
なんでだろ。
疲れちゃったのかしら?
最前列の親子(子供のほう)がマナー最悪だったからかしら?
1曲目始まってすぐケータイが鳴ってたからかしら…ひどすぎるよねぇ!
しかしこの曲目
私に「何がいい?」と聴いてくれたかのようなプログラムじゃあーりませんか!!
幻想曲ヘ短調op.49ですぜ! 奥さん!
※ここから先、ドシロウトの戯言ですので、音楽に詳しい方はどうかムカつかないでください…
私はルカスくんの演奏でしか知らない曲だったのですが、そーだなぁ、タカシの演奏は激しかったw
あのどすっとしたルカスくんの音が端正に聴こえるくらいでしたwww
ちょっと、なんていうか、そうだなぁ~つぶれ気味のおはぎみたいでした。
でもこしあんじゃないんだよ、つぶあんね。
または…ペイントナイフ(パレットナイフか? 油絵で使うヤツ)で思いっきり塗りたくったような、と言えばいいのか。
しかし、帰り道も帰って来てからもずっと頭の中を流れているのは幻想曲なのであった
あのイントロ
彫刻ってよく「石の中にあるものを彫り出してあげるんだよ」みたいなセリフ、映画とか小説とか…にあったりしますよね。
そういう演奏なのかなっていう印象も受けました。
鳴るべき音を探している。探求者タカシ。
俺が鳴らすべき、共鳴すべき音はこれなのだろうかぁああああああ!!!
みたいな。
舟歌は幻想曲ほどつぶれてませんでした。おはぎでもありませんでした。
しっかりと米粒立ってる炊きたてご飯のようでした。
素晴らしかった…
CDすりきれるほど聴いてますが、やはりナマはいい!
CDよりはるかにいいわ~!
タカシの演奏するショパンを聴いていると、ショパンってどんだけ感情荒れ狂ってる人なんだろうか、
そしてそれをどんだけ美しい曲にする人なんだろうか、ってビビります。
そして後半のドビュッシー。
私の敬愛するお友達が「タカシのドビュッシー…どんなふうになるんだろうねぇ?」とおっしゃっていて、私もヒジョーに興味がありました。
ドビュッシーもおはぎのように、盛りもりの油絵みたいになるのかな? とドキドキしていたのですが
1曲目からノックアウトです!!!!!
隣の席のお姉さん、涙拭いてました。
えっ ドビュッシーってこんなにまで鮮やかだったっけ?
こんなにまで濃淡ついてたっけ?
こんなにまで…感情のうねりがあったっけ?
ドビュッシーって曲を聴いてもあんまり人間味がにじみでてこないと思うんですけど、タカシが弾くと小説読んでるような、そんな感じ(どんな感じ?www)。
思うに、タカシはショパン全開で弾き切るのとは違う、そこまで叩きつけられないドビュッシーで別の全開を見せてるんじゃないかと。
(意味不明かしら…うまく書けないわw)
「雨の庭」はどんだけ土砂降り? とちょっと心配になりましたが
「月の光」はホントに感動しました~。あの音、ちょっと言葉にできないです。
子どもの頃からずっと好きな曲だったので、大好きなピアニストの演奏で聴けるなんて、こんな幸せめったに巡ってこないよなぁ~。
しかも帰り道は月が綺麗だったぁ~
満月だったのかな?
★
客席とピアノが近すぎるゆえに、タカシの歯を食いしばる音がめちゃくちゃ聞こえてたのがちょびっと気になりましたが、それくらいライブだったということで…
タカシの深いふかーいお辞儀に、人柄が表れてます。
笑った顔もカワイイぞ!
あれだけ身体と心を使って弾いたら、本当に疲労困憊だろうなぁ。
それなのにすぐサイン会も出て来てて、お疲れ様です!
素晴らしい時間を、ありがとうございました。
そして、送り出してくれたダンナと息子よ、アリガトウ。
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