2014年2月26日水曜日

一泊二日弾丸ソウルレポート! 其の三


【 このブログを読んでくださるかたへ 】

※このブログを読んで下さった方から、イム・ドンヒョクというピアニストについて悪く書いている、という批判をいただきました。しかし、私はそのような意図で以下の文章を書いたわけでは決してありません。
ピアノを楽しむ人間として、感想を綴っただけです。ピアニストへの批判や注文ではありません。
今まで聴いてきたリサイタルと比較して、音の方向性が変わったように思えたこと(そしてそれは座った場所のせいかもしれないこと)、シューベルトのソナタについてはプログラムの中で特に力を入れていたように感じたこと、要点はその二つです。
個人的な感想文ですので、リサイタルについての感想という以外の意味は持ちません。
彼の演奏に評価をつける意図もまったくありませんし、彼に個人的な感想を伝えるためにこのブログを書いたわけではありません。自分がピアノについて詳しいのだ、私の感想は正しいのだ、という自己顕示でもありません。ご了承ください。
コメントを残される場合、こちらの判断で削除させていただく場合もございます。よろしくお願いいたします。



     ★



ようやくドンヒョクのリサイタルまで辿り着きました~(苦笑)
小さな旅の備忘録も兼ねているので、お許しくださいませ。


本編に入る前に…

自分の記録も兼ねて、今までに聴いたリサイタルの曲目を思い出してみました。
2009年5月3日 ラ・フォル・ジュルネ(東京国際フォーラム)

1曲目:ケンプ)フルートとチェンバロのためのソナタ
       変ホ長調BWV1031
2曲目:ブゾーニ)コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645
3曲目:ブゾーニ)コラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV639
4曲目:ブゾーニ)無伴奏ヴァイオリンパルティータ
             第2番ニ短調BWV1004よりシャコンヌ 


     

2010年4月23日 第12回別府アルゲリッチ音楽祭(大分市 iichiko 音の泉ホール)

ラヴェル)亡き王女のためのパヴァーヌ
夜のガスパール
第1曲:オンディーヌ(水の精)
第2曲:絞首台
第3曲:スカルボ

ショパン)マズルカ イ短調 作品17-4

マズルカ ハ長調 作品56-2

マズルカ 嬰ハ短調 作品63-3

幻想ポロネーズ(ポロネーズ第7番) 変イ長調 作品61

プロコフィエフ)ピアノソナタ第7番 変ロ長調 作品83
第一楽章:アレグロ・インクィーエート
第二楽章:アンダンテ・カロローザ
第三楽章:プレピチタート

アンコール
ショパン)ノクターン第2番変ホ長調op.9-2
シューベルト)即興曲集D.899(作品90)第2番 変ホ長調
ラヴェル)亡き王女のためのパヴァーヌ


     ★

2010年5月4日 ラ・フォル・ジュルネ(東京国際フォーラム)

ショパン:マズルカ イ短調 op. 17-4
ショパン:マズルカ ハ長調 op. 56-2
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 op. 63-3
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 op. 61「幻想ポロネーズ」
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op. 58


     ★
 
2010年8月24日 サントリーホール

ラフマニノフ) ピアノ協奏曲第2番ハ短調

     ★

2012年5月7日 紀尾井ホール

チャイコフスキー「四季」全曲
ショパン「マズルカ」イ短調op.17-4 ハ長調op.56-2 嬰ハ短調op.63-3
ショパンの幻ポロ
ラフマニノフ「ピアノソナタ第2番変ロ短調」


アンコール
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ラフマニノフ「プレリュードop.23-5ト短調」
シューマン「トロイメライ」 


と、なっておりました。
そうか~、たったの5回しかナマで聴いてないんだな~

でもその5回は、私の人生にとってかけがえのない時間です。
ピアノほど、…ドンヒョクのピアノほど、ナマが大事だと思うものはありません。
同じ時代に生きて、ナマでこの音を聴けること、神様に感謝しています。

そして今回

2014年2月18日 ソウル・アーツ・センター

ドビュッシー) ベルガマスク組曲より「月の光」
バッハ) トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
ベートーヴェン) ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光(幻想曲風ソナタ)」
シューベルト) ピアノソナタ第20番 イ長調 D.959

アンコール
シューベルト) 楽興の時 第3番 ヘ短調 D.780-3


今回、どうやら座った場所がよくなかったようで(一番前だったのに…)、ドンヒョクのお家芸・キラキラ音が思ったように楽しめませんでした(>_<)

そしてもうひとつ、私がキラキラ音と同じくらい楽しみにしていた「突き刺さり音」あるいは「パンキッシュな音」とも言うのですけど(どちらも勝手に命名)、それも感じられませんでした。

ドンヒョクの年齢を考えれば、もういちいちトンがってる場合じゃないのかも。
なんか、そんな音だったなー。

というのも、2年ぶりにナマドンヒョクを拝んだのですが、舞台に登場してきて一番に思ったのが

あれ、ドンヒョク、大人になっちゃった?

ということでした。
なんかもう、あの、少年のような面影があまり、感じられなくて。
でも初めてドンヒョクを知ったのが7年くらい前ですから、当たり前ですよね。



「月の光」は、つぶやくような音で始まって、流れるように進んでいきます。
月の光を見上げるというよりも、コツコツと石畳を歩きながら、背中で月の光を感じ取るような、そんな音。
もっとキラキラ音いっぱいに拡がっていくのかと思っていたので、ちょっと、意外でした。

バッハはやっぱりCDと同じように、他の演奏者とは違う、可憐なバッハ。
華やかなバッハというのでしょうか、でも、軽くないんですよ。

ベートーヴェンの「月光」は、以前に聴いた日本人若手ピアニストの演奏があまりにも強烈な印象だったので、そちらと比べてしまうと(というかお互いにあまりにもスタイルが違うので比べるのはおかしいんですが)、ちょっとアッサリしてるなーと思っていたのですが

休憩をはさんでから始まったシューベルトを聴いたら、ガツーンときました。

この夜、ドンヒョクは、シューベルトに全力を投入したんじゃないかしら? という音に感じられました。
彼はインタビューなどで好きな作曲家にシューベルトをあげていたのを読んだので、そう感じたのかもしれません。
このピアノソナタ第20番、シューベルト晩年の作。19、20、21番と続けて有名のようです。
晩年と言ったって31歳で死んじゃうんですが、死ぬ2ヶ月にこんなすごい曲作っちゃうって、ひえ~ですよね。
で、まあ、私はドンヒョクの演奏で初めて聴いたのですが、予習してから来ればよかったと後悔しました。ぱっと聴いてぱっとわかる曲じゃない(汗)
なので、曲全体を掴むのはサッサと諦め、ドンヒョクの音だけを掴み取ることに徹しました。
キラキラよりも、突き刺すよりも、次の場所…違うところを目指している音に聴こえました。

帰国してからアファナシエフさんの第20番をituneで購入して聴いているのですが、彼の場合にはわかりやすくしてあげましょう~というような、アメを食べた後、包み紙のシワを指で丁寧にのばすような、そんな音に聴こえます。
ドンヒョクはそうじゃなかった、やっぱりドンヒョクは横に拡がらない、上に拡がるのかなぁ。
でも2010年8月のサントリーホールみたいに、真上に渦を巻きながら垂直に上へと拡がるのとはちょっと違ったなぁ。もっと大きな空間が見えるような気がしました。

村上春樹がシューベルトについて

シューベルトというのは、僕に言わせれば、ものごとのありかたに挑んで敗れるための音楽なんだ。それがロマンティシズムの本質であり、シューベルトの音楽はそういう意味においてロマンティシズムの精華なんだ」

と『海辺のカフカ』で書いてるそうなんですが(こちらの方のブログで拝見しました)、

ほほう~! ほほう~なるほどなぁ~! と激しく同意。

ドンヒョクの音はそんなシューベルトにピッタリだと思います。

そして、アンコールは、とっても素敵でした。いい音だったわ~(*^_^*)
オリンピックのエキシビションみたいな、肩の力が抜けたドンヒョクのアンコール演奏、私はかなり好きです。
オシャレな楽興の時だった(笑)



終演後、サイン会は文字通り長蛇の列…
ほんとうにドンヒョクはアイドルなんですね!
しかも、女性だけじゃなく男性もサイン会に並ぶならぶ~www
私は、かなり迷いましたが、サインはいらないけど、カードを渡すことにしました。
どうせ何も話せないし、伝えられないから、カードに英語とハングルでメッセージを書けば、ファンの言葉として見てもらえるかなー、伝わるかなーと思ったので。


サインを頂くつもりはなかったのですが、もう流れ作業のように係のかたが「ハイハイパンフ開いて!」と言って下さるし、ドンヒョクもペンを持って待っていてくれたので、大慌てで私が開いたパンフのページが表2の化粧品の広告ページ…ドンヒョク苦笑…チョー恥ずかしかった!
でもちゃんと、ドンヒョクのポートレイトの横に、サインを頂けました。
ほんの5~10秒程度でしたが、ナマドンヒョクをすぐそばで拝むことができました。
リサイタル終了後の、疲れているけどホッとしたような、あの可愛い笑顔でした(*^_^*)


リサイタルの開演が20:00、終了が22:00、サイン会が終わってカフェでお茶していたら、あっという間に23:30!

ソウルのタクシーは遠回りしてぼったくる、と大兄からもママ友Sちゃんからも聞かされていたので、夜中の街は怖いけど、敢えての地下鉄帰りを選択。

来た時以上にテンパって、間違った改札を通ってしまい切符を無駄にしたり、切符自販機の前で「お札が入らん!」とヒーヒー言ったり、もうハタから見てかなりアヤシイ観光客でしたが、なんとか無事ホテルに辿り着けました!
夜中のソウル、けっこう安全かも(って油断しちゃいけないけど)。

本当は素敵なお店でゆっくりお酒でも飲みたかったけど、すでに12時回ってるし、独りじゃさすがに怖いので、ホテルのそばのセブンイレブンでビールとオツマミを買いました。
お店のオジサンが、日本人とわかるとやたらと嬉しそうにカタコトの日本語で話しかけてくれて、その笑顔とカタコト日本語でなんだか心があったかくなりました。ハングル好きか? オレは日本語好きだよ! みたいなことを言っていた気がする…たぶんw
韓国の人は日本語嫌いかなぁって思ってビクビクしていたけど、カフェでも、お店の人にカタコト英語が通じず困っていたら、順番待ちしていた若い女の子が日本語で助けてくれたりと、とても優しくて親切でした。 
国と国とはなかなかスムーズにいかないかもしれないけれど、大事なものはもっと小さなところにあるように思えてしかたありませんでした。
歴史を考えれば簡単に言っちゃいけないのかもしれない。でも、私は今回の旅行で出会った韓国のみなさんの笑顔を忘れないで、大事にしていきたいと思います。ありがとう!




トッポギスナック、ちょーうまかった!(笑)


2014年2月21日金曜日

一泊二日弾丸ソウルレポート! 其の二



お気に入りなの~

勝負靴? のニセモノ蛇皮緑色パンプスに履きかえて、夜のソウルへ突入!

と、その前に…
成田のスターバックスで朝ごはんを食べて以来、何も口にしていなかったので、とりあえず腹ごしらえをすることに。
時間もないので、ホテルのそばにあったパン屋さん兼カフェみたいなところへ飛び込みました。
これがまた、そう、ちょうど日本のサンジェルマンみたいな感じの…
なぜ韓国まできてフツーのパンを食べなければならないのだろう? ぐらいにフツーのカフェだった(笑) フツーにオシャレなカフェって感じです。観光客の哀しさで、いかにも韓国、いかにもソウル、みたいなものを求めるこの心理。日本だってそんなに和のものばかりあるわけじゃないのに。

左はじの豆パン…やたらめったら豆だらけでした(笑)

ピアノを聴くのに最適な腹具合、それは満腹でもダメだし、空腹でもダメ。
これって私にとってはすごく重要なのです。
ついでに言うと、リサイタルの前は絶対に酒も飲みません(こんな私でも…w)。
集中力も切れるし、自分の中のバランスが悪くなるので、せっかくのピアノが台無しだからです。
お酒は必ずリサイタルやコンサートが終わってから、素晴らしかった時間を思い返しつつ、たとえひとりでも乾杯しちゃいます(笑)

まぁそういうことで、ちょうどいい加減になるように慌ただしくパンを食べ、コーヒーを半分だけ飲んでお店を出たら、ソウルの地下鉄に初挑戦!


大兄から「ソウルの地下鉄は大変便利です。東京の地下鉄よりわかりやすい」と聞いてはいましたが、やっぱりハングルが全然読めないと、自分の行きたい方向がどっちなのかもわからず…日本語表記があるにもかかわらず、とにかくヒヤヒヤものでした(苦笑)

乗り換えもなんとか無事クリアし、最寄駅に着いた私を迎えてくれたのは地下鉄構内に掲示されていたこのポスター!

いよいよ近くまでやってきました!

そしてリサイタル会場までの暗い道のりをがんばってガツガツ歩き、目の前に現れたのは…


ものすごく大きな建物… 「芸術の殿堂」 ソウル・アーツ・センターです!

コンサートホールや美術館などがいくつもある複合施設で、建物自体も、とても素敵なのです。
リサイタル会場であるホールへと行ってみると


大きな垂れ幕? の前でみなさん記念撮影に必死。
ドンヒョク、韓国では本当にアイドルなんですね~。
お母さんと子どもの組み合わせを、日本でのピアノリサイタルより多く見かけました。
教育に対する韓国の人の熱心さを垣間見た気がしました。

いよいよ、リサイタルがはじまります!

…なのですが、それはまた次回に続きます~
(ひっぱりすぎか?)





一泊二日弾丸ソウルレポート! 其の一


안녕하세요!

2月18、19日と韓国はソウルへ行ってまいりました。
1泊2日の弾丸ツアーです。
大好きな韓流ピアニスト、イム・ドンヒョクのリサイタルを聴くため!

なんて書いてあるのかさっぱりわかりませんが、今回のツアーパンフか何かからの画像かな?

それだけのことでわざわざ海外へ…と思われます…よねぇ(苦笑)

しかし

今回のプログラムにはなんと! ドビュッシーの「月の光」が入っていたのです。

ベルガマスク組曲の中でもつとに有名な「月の光」
子どもの頃からなぜかなんとなくこの曲が好きでした。

ドンヒョクのファンになってから「いつか彼の演奏でこの曲を聴いてみたい!」とずっと思っていました。
あの上へ上へと拡がっていく音でこの曲を聴いたら、どんな気持ちになるだろう…

そんな夢を叶えるチャンスが目の前に~!

ダンナへのおうかがいもクリア!
息子の世話も大兄にお願いしてクリア!
そして当日の早朝、まだ暗い中を無理やりマル(我が家の愛犬)の散歩もクリア!



初の韓国、初の海外一人旅へいざ出発です。

搭乗口へ向かいまーす

久し振りに窓際の座席、ちょっとウレシイ(いつも息子に取られてしまうので)


           ★


仁川空港は当然のことながらハングルだらけ。
まったく読めない、しゃべれないし、ましてやひとりぼっち。

かなりテンパりつつも、なんとか空港からホテルのある江南(カンナム…あの曲で有名ですねw)までのリムジンバスのチケットを買い、全然違うところに並んで係のおじさんに「違うよこっちこっち」と親切に引きずられて、バスに乗り込みました(笑)

なぜか6009路線は高級リムジンバスでの運行。15,000ウォンなり

バスの車窓から見える景色で一番不思議だったのが、断続的に現れる、たくさんのビル群。
団地のようにも見えますが、かなりの高層ビル。そしてそのひとつひとつに通し番号といろいろな企業名が入っています。ヒュンダイとか、サムスンとか、その他いろいろ。
しかし、どうも、何か日本と違うな~とずっと考えていて気づきました。
どのマンション(だと思うんだけど)にもベランダがないのです!
だから、マンションのようだけどただのオフィスビルのようにも見えて、そこがとても不思議な眺めなのでした。
あれは、一体なんのビル群だったんだろう…?



さてさて、親切そうなリムジンバスのおじさんに「江南だよ~」と言われて降りたら、そこはビルだらけの大都会。右を向いてもビル、左を向いてもビル、誰も彼も忙しそうに歩いています。

まずはホテルにチェックイン…のつもりが、完全に迷ってしまいました。
独りでは埒が明かないな、と思っても、ハングルも英語もできないし、なかなか誰かに話しかける勇気がなく、うろうろしていて気づいたらラブホ街に迷い込んだり(汗)
どんどん暗くなるし、リサイタルの時間は近づくし、本当に焦りました!

意を決して、二人組の男性に話しかけてみると(なぜよりによって二人組の男性に話しかけたのか、今になってみると不思議だ…)、私はかなり違う方向に歩いてきてしまったらしく、お二人とも説明に困った様子。しかも、お互いの共通言語がない(苦笑)。
ハングルと英語でいろいろ説明してくれた結果、とりあえずまったく反対方向に歩いてきているから、戻れということだけはわかりました。そして、地下鉄江南駅の9番出口をどうとかこうとか、教えてくれました。
どこから来たの? と聞かれ(中国人か日本人かわからなかったみたいです)、日本からと答えると「2weeks ago, I went to Fukuoka!」と嬉しそうに話してくれました。

汗かいてる迷子の日本のオバサンになぜ今このタイミングで?! と思いましたが(笑)、とりあえずその言葉のおかげなのか? なんとなく笑顔でさよならし、改めてホテル探しに出発。

そしたら、なんとかかんとかホテルに辿り着くことが出来たのです~!

ホテルの向かいにあるソチョ小学校。街中にどどーんと小学校が…日本橋みたいだよ(笑)

あのお二人がいなかったら、私はきっと江南で行き倒れになっていたに違いない。
それぐらい真反対へとずんずん歩いていってた(苦笑)
もうどうやってもお礼を言うことができないけど、とりあえずここで… 고맙습니다!

いやー、ホテルの部屋へ入ったら、もう出られないんじゃないかと思うくらいにドドッと疲れが出ました(笑)

ちなみにフロントのお兄さんはシャイな感じの優しい韓流イケメンでしたよ! ふふふ(*^_^*)

ちょっとだけ休憩したら、 私には珍しくちょっと着がえてオシャレして、リサイタルへ出発です!


(次回へ続く…)





2014年2月15日土曜日

レイアウト(136) ~ママ友A先生☆スクラップブッキング教室


最近、カードばっかりでなかなか12インチレイアウトを作る時間が取れません。
12インチレイアウト、ミニアルバム、プロジェクトライフ(もどき)、カード、タグ、みんなそれぞれ作る面白さが違うので、どれも楽しいんですがなかなかまんべんなくできません…

でも今回のお教室では12インチだったので、久し振りにクロップを堪能~(*^0^*)

2月ですから、 もちろんバレンタインがテーマ!

真っ赤な水玉模様のペーパーが台紙だったので、写真は息子が青いギンガムチェックのパジャマを着ている写真にしました。ちょうど5年前、小学校入学直前の2月に撮った写真です。
最近の写真を全然プリントアウトしてなくて…まぁ、古い写真の整理もいいよね。

ある写真をすべて使い切りたかったので、写真のあっちこっちをカットして無理くり台紙に押しこむおしこむ(笑)

おかげでほとんどペーパーを重ねることもなく、スッキリシンプルな仕上がりになりました(爆)




しかし、パジャマで新しいランドセル背負って記念撮影って…
親子ともども、何も考えてませんね(爆)

写真を詰め込んだおかげで、ちょっとプロジェクトライフ風だね~とA先生からお言葉頂戴しました!

ウッドエンベリはA先生からの支給品です。カワイイよね~

タイトルはシッカーズです。これもA先生から。これを使うと一気にスクラップブッキングらしくなる…と思う。

で、そのタイトルですが 「Wonder Boy」 …辞書で引くと 「神童」 なんて訳がついています。
入学前の息子がランドセル背負って喜ぶ様を見て、末はハカセかダイジンか…なんて親バカな気持ちを込めたタイトルにしてみたのですが、日常的に使われている言葉ではないようで、大兄からは「意味がわからない」と言われてしまった(>_<) 失敗!
英語のタイトルってほんと難しいわ~。

しかしこれで戸棚に眠っていた写真8枚を甦らせることができました!
盛らなくても、重ねなくても、12インチは楽しいな~、と再確認したA先生のお教室でした。
いつものように楽しい時間を、皆さんありがとうございました(*^_^*)





2014年2月14日金曜日

バレンタインカードワークショップ レポート!


今朝起きたら、もう窓の外は白くなり始めていました。
今年二度目の雪が、しんしんと降り積もっていますね…

このまま積っていくと、夕方の散歩は行けるかどうか心配だったので、雪降る中としてはちょっと長めの散歩をマル(我が家の愛犬)と楽しみました。
だーれもいない河原や公園で走り回ったので身体はポカポカです(笑)

公園に咲いている紅梅にも雪が降り積もり…和の美しさですね。
iphoneを持たずに散歩に出たことが悔やまれます。素敵な写真が撮れそうだったのにな~。

さてさて

かねてよりお知らせしておりました
「湘南ものづくりカフェ バレンタインデーカード ワークショップ」
先日、無事終了いたしました~!

場所は前回のワークショップ同様、藤沢の「カフェ・パンセ」さんです。

バレンタインカードは、そのままであげるよりも、チョコレートに添えることのほうが多いかな? と考えて、今回はミニカード2種類と、ハガキ大サイズのカード1種類をサンプルとしてお持ちしました。


ちょっとわかりづらいですが、真ん中がハガキ大サイズで、両わきがミニサイズカードです。

向かって右のカードは、いま流行りのチョークボード風を狙ったもの。
ざらっとした感じの画用紙にヒートエンボスをして、その上からチョークボードミストを吹き付けてラフになじませることで、 それっぽさを出してみました。
この方法だと、白い部分はミストが染み込まないのでラクチンです。使ったスタンプもチョークボード風になっているので、ちょうど良い感じに仕上がったんじゃないかな?

向かって左のカードは、ワークショップのお知らせでもご紹介したハートのカードに、少しアレンジを加えたものです。
インサートがインデックスタブになっているところ、それがクラフトペーパーになっているところ、が私としてはオサレ~(*^_^*)と思っていたのですが、大兄からは「このでっぱり、ジャマじゃん?」という指摘が…ま、そうかもしれないけどこれが可愛いのよぅ~(>_<)

正面から見たところ

この二つのミニカードは、デザイン的にある程度固まってしまっていて、アレンジしづらいなと思ったので、真ん中のカードは自由に個性を出して頂けるようなデザインにしました。
台紙の真ん中にあしらったペーパーもピンク、水色、藍色などいろいろなパターンがあるので(グリッツデザインの「LOVE YOU MADLY」というコレクションです)、それに合わせてセンチメンツやハート、ボタンもピンク系と水色系、両方ご用意しました。

当日は5名のご参加がありました。皆さん、寒い中本当にありがとうございました!
そしてメンバーの中に、あおきいくこ先生が…! ひ、ひえぇ~

どどど、どうしよう~

と焦りつつも、ワークショップ開始。

ミストを使うグループとハートをパンチで抜くグループに分かれて作業していただきました。



それぞれのカードが出来上がったら交代していただき、最後は全員でハガキサイズのカードを作っていただきました。材料をいろいろ選んでいただいたのですが、皆さん「え~どうしよう!」と迷ってらっしゃいました(*^_^*)
同じ系統の材料でも、組み合わせとそれぞれのセンスで、オリジナルの可愛いカードが出来るって、作られているかたも、見てるこっちも楽しい!
ピンクと水色のセンチメンツを用意したので、使わなかった色のセンチメンツはお持ち帰りいただきました。





カード作りが終わったら

ものづくりカフェ@パンセ ならでは! の、コーヒー・タイムです。
ワークショップの後、参加者のみなさんと一緒に、出来上がったカードを眺めながらお茶ができるって、いいですよね~。
今回はバレンタインということで、さらに!
オリジナルミニブラウニー2個パックを2つもお付けするという豪華企画!どどーん!
(TVショッピング風にお願いしますw)
前回同様、私からもささやか~なオマケとしてまたミニタグをお持ちしたので、まき子さんがさっそくブラウニーに付けて下さいました。


コーヒーと一緒にブラウニーを食べていらしたかたも…(*^_^*)

さらに、ステキなサプラーイズ!
参加者のSさん(彼女ももちろんマリコニスト!)が、皆さんにといって素敵なお花のウッドピンチを作ってきて下さったんです。本当にありがとうございます。

カワイイ~!


最後はみんなで記念撮影~(^◇^)


終了後、あおきいくこ先生と少しお話させていただくことができ、お教室すぎない雰囲気でゆる~く楽しめるっていいですね、カフェならではですね、と言っていただけました!
「カフェ・パンセ」の自由で居心地の良い空気、素敵な音楽、コーヒーの香り…
そういったものが、拙いワークショップを盛り上げてくれているんだな~、と改めてマスターとまき子さんに感謝です!
ベテラン講師ならではのお話もおうかがいすることができ、とても勉強になりました!
私も調子に乗ってまーペラペラ喋っちゃって…
あおき先生、ありがとうございました(*^_^*)

パンセのカレーをランチタイムに!激ウマスープカレー
もちろんケーキもはずせない! ラ・フランスのシフォンケーキ


前回よりはもうちょっとスッキリテキパキとわかりやすく進行できたら…と思っていたのですが、いざ始まってみるとやはりバタバタしてしまって…
拙いワークショップでしたが、皆さんに楽しんでいただけたなら幸いです。
ご参加下さった皆様、プロデュースのまき子さん、そしてパンセのマスターとスタッフさん、本当にありがとうございました。



 ★  ★  ★




翌日、ワインをお持たせする機会があったので、さっそくSさんのフラワーピンチをこんなふうに…

ワインボトルにかぶせたのはIKEAのジョーズワインカバー(笑)


ウッドピンチとお花の大きさが、ちょこっと添えるのにちょうど良くって使いやすいし、カワイイ!
Sさん、ありがとうございました(*^_^*)





2014年2月11日火曜日

バレンタインカード ワークショップ


先月11月に実施させて頂きました「湘南ものづくりカフェ クリスマスカードワークショップ」
おかげさまで当日は満員御礼、また、参加できなかった方からもリクエストを頂戴して出張教室をしたり…たくさんの方に支えていただいて、なんとか無事終了いたしました。

クリスマスの次にカードメイキング界が盛り上がるのは、そう、バレンタイン!

ということで、年明けの2月
「湘南ものづくりカフェ バレンタインカードワークショップ」を開催いたします。
会場は前回同様、藤沢駅近の喫茶店「カフェ・パンセ」にて。
プロデュースも前回同様、フードコーディネーターの藤岡まき子さんです。
バレンタインということで、会場でもあるパンセさん御自慢のプチ焼き菓子セットを2つお付けしてしまおうという太っ腹企画です。
できあがったカードをそのまま焼き菓子に添えて、大好きなあの人に…お世話になったあの人に…本命から友チョコ義理チョコまで柔軟に対応、かつ、気持ちが伝わること間違いなし!(笑)
もちろん、前回同様ワンドリンク制ですので、コーヒーと一緒に食べちゃうのもいいんじゃないかしら?

カードを作り終わった後、コーヒーや紅茶でホッとひといき…
これって素敵ですよね(*^_^*)
初めて顔を合わせる参加者さん同士でも、話が盛り上がったりして。



湘南“ものづくりカフェ” バレンタインカード ワークショップ

2014年2月12日(水) 10:10~11:40 
JR・小田急藤沢駅より徒歩3分「カフェ・パンセ」 にて

カード3枚、パンセのプチ焼き菓子を2セット、ワンドリンクで2,000円です。
お子様連れOKです(各自保育になります)。
お子様と一緒に作る場合…お子様と一緒に3枚作られてもいいですし、お子様の分を追加でも結構です。追加分がある場合については、お申し込みの際に御相談ください。

持ち物…ハサミ、カッター、ものさし(金属製のものが使いやすい)、ピンセット
※接着剤はこちらで準備しますが、御自分で使いやすいものがあれば、そちらをお持ちください。

初めてのかたでも楽しんで頂けるよう、ただいま準備中です!
ご自分で普段「可愛いなぁ」と思っている紙素材や最近流行りのマステなど、
なんでもお持ちになってみてください。意外な使い方ができるかもしれません(*^_^*)

カード3種類のうち、1種類はいろいろアレンジできるようなデザインにしてありますので、
ぜひ、お手持ちの道具や素材をお持ちください


バレンタインというと、どうしてもピンクや赤系になりがちですが、王道モノはもちろん、ちょっとボーイッシュなものや、毛色の変わったものなど作って楽しめたらいいな…と考えています。

手作りのバレンタインカードで、あなたの気持ちを伝えてみませんか?


詳細・お申し込みはまき子さんのブログからどうぞ! →☆☆☆ 

イメージ画像です
 





2014年2月4日火曜日

あげるあてはないけれど、バレンタイン・カード


先日、ちょっと街中へ出たら、もうバレンタイン商戦真っ盛りですね!
素敵なパッケージの美味しそうなチョコレートがショーウィンドウにたくさん並べられていました。

昨年も似たようなことを書いた記憶があるんですが、

そもそもあんなに可愛かったりオシャレだったりするパッケージのチョコレートを、男子は喜ぶのだろうか?

と、思うわけです。

さらに言えば、複雑な味わいのトリュフだなんだという高級感溢れまくってて一粒400円くらいするようなチョコレートを、日本の一般男子は美味しいと思うのだろうか?

あら、もちろんよ! 私の彼氏(ダンナ様)はとっても喜んでくれるわ~ というそこのあなた!
なんて幸せなんでしょうかっ! うらやましい!

私のダンナ様は…  ま、いいか ||'ェ')

…ということで、昨今の「友チョコ」ってすごくいいなぁと思います。
パッケージに凝ったり、手作りチョコに凝ったりして、それをお互いに認め合い、褒め合い、健闘を讃え合う…女子ならではの友情ではありませんか!
少女時代、作っては玉砕し続けた数々のバレンタインスイーツたち。
女子同士で渡して食べていたら、もっとハッピーなバレンタインだったに違いない!

というか、バレンタインスイーツのせいで玉砕とかそういうことではなかったような気もしますが。

ま、まあ、いまさらなことは置いておいて、

ペーパークラフト業界でも、可愛いアイテムがてんこ盛りのこの季節、どうしたって通りすぎることなんてできません!
あげるアテもないのに、カードを作っちゃいました。


先日もご紹介したこちらのピンクハート と ブルー系のペーパー
なかなかいい組み合わせだと思って、作ったのがこちら


カードより後ろが気になっちゃいますよね。
Super Bowl !!!
我が家のひいきチームはプレーオフで敗退してしまったので、試合そのものはちらっと斜め見しただけでしたが(それにしたってものすごい点差でしたね)、ブルーノ・マーズのハーフタイムショウはガッツリ見ましたとも~! レッチリと一緒に飛び跳ねてるのもよかったわ(*^0^*)

ま、それはさておき


きちんと正面から撮影したのがこちら。
台紙に使ったミューズコットンのピンクがなかなかカワイイと思っています。
センチメンツはケリちゃんで、使ったインクはネオンピンクです。当初はここにグレイをもってきたらどうかな? とか、ブラウンはどうかな? などなど考えていたのですが、やっぱりピンクのハートを可愛く見せたかったのでこうなりました。
上部の両はじに置いたボタンは、ダンナのワイシャツを捨てる前に切り取ったものです(笑)

ちょっと面倒だったのが真ん中のハートで、小さなほうは厚みのあるフカフカしたシールを使っています。ところがこれにリボンを貼り付けようとしても、接着剤を拒否して全然付かない!
すったもんだのあげく、フカフカのシール(ポリウレタンとか、そういうものなんでしょうか)とリボンの素材が合わないようだとわかり、あいだに紙を1枚挟むことでなんとか決着がつきました。

アクセントになっているのが真ん中のふたつのハートを囲んでいるステッチです。
これはラメ入りのゲルインキペンで描いていますが、このなんてことないステッチがあるかないかでずいぶん印象が変わると思います。

さてさて、あげるあてもないのにまだ何枚か作ってますので、また明日、ご紹介いたしまーす!





2014年2月2日日曜日

ピンクでまとめたバースデイ・カード / ミニアルバム、奮闘中!



もうすぐバレンタインですね~!


先日、たまたま目についたピンクのハギレ紙。
風邪で学校を休んだ息子(子どもって風邪で休んでも元気でウルサイ)の横で、サクサクとパンチで抜いてたらこんな感じになりました。

と…

あれっ?!
もしや、もう2月?!

ひえ~~~
チョコの前に、鬼が来ちゃう!

節分の日は…学校から帰って来た大兄を迎え撃つ! と小兄と話しているんですがどうなるかな?
(笑)


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さて

1月は大事なお友達の誕生日がありました。
以前からどんなカードにしようかな…というのだけは考えていたのですが、先日、そのお友達がたくさんのレースやハギレ布を「使ってね~」と送って下さったので(ありがとうねっ)、それを使ってみることにしました!


ピンクの小花模様ハギレがなんとも可愛らしいですよね!
それに合わせたボタンも気に入ってます。これは友人Cからのもらいもの~
ハリネズミくんは…マリコニストならすぐにわかると思います(笑)
真理子さんのブログで拝見したときからすごく気になっていたので、クロップパーティーさんで取り扱いがあったときにはとてもうれしかった!

しかし
センチメンツがもうちょっと元気あればよかったかな~…と、写真を見て改めて思ったりします。

ピカピカのハートはスパンコールです。

この角度からの画像だと、もう少しわかりやすいかな?

お友達が喜んでくれていると、いいなぁ…(*^_^*)


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さてさて

先月のママ友A先生スクラップブッキング教室は、最近、とみに流行りのミニアルバムでした!
なんとベーシックグレイの新しいコレクション「CAPTURE」

直接貼り込むスクラップブッキング的な台紙と、プロジェクトライフ的なプロテクター、両方の楽しさが味わえるのです。

しかし、これがなかなかレベル高い!
その日は特別枠で午前・午後両方使ったお教室だったのですが、当然というかなんというか、まったく完成せず(涙)

現在も細々と作り続けております。

使っている写真は、昨年の北海道スキーツアーと、お正月の写真。
お正月の写真のほうなんて、大兄のオンパレードでもう誰のアルバムかわかりません。
小兄がスネそう…(爆)

完成した暁には改めてご紹介できれば、とは思うのですが

途中経過をば、少々


ケリちゃんの真似をして、スタバのスリーブを挟んでみたりとか
もっともケリちゃんはこんな乱暴な挟み方、してませんけど…(苦笑)


合いそうなものを探して、プロジェクトライフのカードを使ったりとか


…こうやって遠目から見るとなんかまとまってそうに見えるんですが、実際にはひどいもので(涙)
難しい~! ミニアルバム。

写真から色やデザインを決めていく12インチと違って、もともとアルバムのデザインや色合いが決まっていて、それに写真を合わせていくのが、私には難易度高いようです。
まだ本格的に着手してないですが、プロジェクトライフにも、同じことが言えるのかなー、と。
さらに、カードに印刷されている気の利いた英語のフレーズ、これがどうやっても英語の苦手な日本人(私のことです)には腑に落ちるということがなく…
だいたいこんな感じの意味だろうな、とは思うんですが、ニュアンスが掴めないというのでしょうか。
そこが、ものすごく気になるのです(苦笑)
きっとこの気持ち、大兄ならわかってくれるよねっ?! ってなことで、大兄に「ねえこれナニ?」「コレは?!」といちいち聞いておりますが、嗚呼、大兄が帰国しちゃったらどうしよう。

もう一つ思ったのが、お正月の写真を使う難しさ、です。
ビミョーに和のテイストが漂っているので(まあお正月だからねぇ)、しっくりいってくれない部分がどうしても出てしまって…
今後の課題だなーと思いました。

とはいえ、やっぱり楽しいアルバム作り!
なんとなくコツも掴めてきたので、まだまだ頑張ります(*^_^*)
A先生、素敵なアイテムを紹介してくださって、ありがとうございました!