今回の旅行は海がメインだったので、朝は早めにホテルを出てガッツリ海水につかり、夕食も早めにとり、夜はテレビを見ながらのんびり…というのが大筋のパターンでした。
テレビを見ながらのんびり…と言ったって、文字通り画面を眺めているだけで内容はほとんどわかっていないのですが(苦笑)
息子に至っては「もう英語はやだよ~」と言って、NHKにチャンネルを合わせていました。
観光客向けに、日本(NHK総合と教育の混合)、中国、韓国のテレビが1チャンネルずつ入っているのです!
グアムでピタゴラスイッチや北島サブちゃんを見るハメになるとは思わなかった。
ホテルのテレビは懐かしいブラウン管。
電波もあまりよくなくて、ザーザー画面だったりすることも…(笑)
息子撮影(笑)なぜ撮ったんだろ? |
毎晩ぼーっと眺めているだけのテレビでも、繰り返し流れるCMはだんだんと記憶に残るものですね。
アメリカのテレビ放映システムはよく知りませんが、グアムローカル局らしきもののほかに、本土からの番組の合間にグアムのCMが挟み込まれるという、日本の地方テレビみたいのもありました。
その中で特に印象に残っているのが、自殺者を減らそう、気づいてあげよう、みたいなグアムローカルのCM。
観光客にはいいところしか見せない(見えない)けれど、ローカル向けのTVCMでは、自殺で家族や友人を失った人の悲しそうな言葉が流れていて、南の島も楽園ではないのだな~と思いながら見ていました。
CNNニュースでは、元CIAエージェントの亡命に関するニュースが連日流れていました。
うーんまさにPerson of interest.
とは言っても、英語のニュースは画面を見てもすぐには内容が掴めず、ダンナが「またCIAのニュースだなぁ」と言うので初めて気づいたんですが(爆)
そして、とても素敵だったので気になって調べてしまったCMがこちら。
なんともいえずいい色合いのお店が次々と流れるだけのCMなんですが、その色、お店の雰囲気、看板に使われているフォントなどなど…1カットずつ絵葉書にしてくれたらいいのに、と思うくらいです。
しかし何のCMなのかサッパリわかりません。
「これって何のCM?」とダンナに聞いても、答えてくれることはたま~にしかないので(英語に関して甘えることは許さないのが彼のポリシー)、とりあえずキーワードのみメモっておき、帰ってから調べたら、ペンキ屋さんのCMということがわかりました!
こんなとき、ネットがあってYoutubeがあって、なんてイイ時代なんだろう! と思います(笑)
ベンジャミン・ムーアという会社のCMでした。
ダンナはピザハットのCMにも激しく反応して「日本より安いなー、なんでも$10キャンペーンだってさ~」などと言っていました。
それは安い! Lサイズでどんだけトッピングのせても1000円なんて、ピザ好きの我が家にとってはヨダレの出るような話です…
楽しかったのは、グアムでも平日昼間の時間帯に「NCIS」がシーズンをシャッフルして何話かまとめて放映されていたこと。たまたまその時間ホテルにいたときに、1、2度見る機会がありました。
(なんでそんな時間にいたんだろう…)
アメリカでアメリカのドラマを見る、ってなんとなく楽しい気分なのです(笑)
しかしこの時間帯…これは~、グアムの主婦も午後はドッカリとイスに座ってギブスやトニーを見るのだな、とニヤニヤしてしまいました。
もちろん字幕があるわけではなし、会話はまったくわかりませんが、もう何度も字幕版で見ているドラマなのでだいたいの内容はわかるもんねー、ということで、ヒアリングの勉強を兼ねて必死で見ましたがほとんど聞き取れませんでした…
初めて見た「ビッグバンセオリー」も同様で、目を皿のようにして画面を見て、必死にヒアリングしても、音楽のようにただ流れていくだけの英会話…スピードラーニングは私にはムリそうです(爆)
「ねぇねぇ、どんな内容なの? 面白い?」とダンナに聞いてみましたが「ビミョー」と一言だけ返って来ました。どうビミョーなのか知りたかったんですが…
ダンナはダンナで、あまりにも真剣に見入っているツマをじろっと横目で眺めて
「オマエ、内容わかって見てんの?」
わかるわけないじゃ~ん(爆爆爆)
もうひとつ、TVCMの影響を受けたのがこちら。
パッケージと同じ色の画面に、ロゴと同じ黄色で英文がカタカタと登場します。もちろん英語なので把握している内容が合っているかどうかはわかりませんが「友達の分も食べちゃったあなた、それをちゃんと告白できる?」みたいな感じではなかったかと…
ほう、そんなにウマイのかい? とすっかり釣られてしまった私(笑)
CMだけではどんな味のお菓子なのかわからず、最終日に、ホテルの売店で購入してみました。
うむ、ウマイ~
アメリカンなうまさで明らかに身体に悪そうなので、ナチュラルなお菓子をお好みのかたにはお勧めしませんが…ピーナッツバターをチョコでコーティングしてあります。
甘しょっぱくてジャリジャリしたピーナッツバターとチョコが口のなかで溶けていくのがおいしくて、2個入りの小さいパックでしたが、一気に食べそうになりました。カロリーが恐ろしい…と思い、2度に分けて食べましたが。
ダンナは「そんなのカルディでも売ってるだろ?」とのたまっておりましたが、調べたところ、日本ではウォルマートがらみで、西友系列の独占販売のようです。
★
今回、プールサイドやホテルの夜はヒマだろうな~、と思って本をけっこうな冊数持っていったのですが、結局読み終えたのは「ファミリー・ツリー」と「オズの魔法使い(江國香織訳版)」のみでした。
こちらは、本の中の空気と、いま自分がいる場所の空気があまりにも違うので、断念
外人さんって、よくプールサイドで分厚い本を読んでますよね?
あれに憧れて、背負っていったのですが(笑)
「ファミリー・ツリー」はハワイが舞台です。
だからグアムの碧い海やヤシの木が、本の内側と外側をシンクロさせてくれるし、結末も映画を先に見て知っているので安心して? 読めたのですが、「オン・ザ・ロード」は物語の空気があまりにもグアムの太陽や波の音とかけ離れていて、自分が混乱しそうなのでやめました。
ちなみに、本とコーヒーは私ので、タバコと灰皿はダンナのですが、この写真、なんとなく「オン・ザ・ロード」っぽくないですか?(ジコマンw)
14階のベランダからは毎日こんな景色でした。イパオビーチの奥に見える大きなホテルがヒルトン・グアム |
ホテルのベランダといえば、私達が宿泊していたホテルの隣には大きなプール施設があって、朝から晩まで賑やかでした。
昼間は子ども達の歓声、夜はディナーショーの大騒ぎ、そして1日を通して、プールサイドで流れるアメリカン・ヒッツ。おまけにそのプール、一部改装工事中らしく、電気ドリルの音まで。
静かなホテルライフをお好みの方にはまったくお勧めしないロケーションでしたが、我が家はわりと大丈夫でした。
私は流れている音楽をときどきチェックして楽しんでましたが、何度も耳にしたのはこちらじゃないかっていう気がします。
「Titanium」David Guetta ft. Sia
これもなんというか、プールサイドで聴く音楽として適当かどうかはなんとも言えませんが…(笑)
個人的には大好きな曲なのでOKです!
ま、プールサイドにDJがいるわけではないでしょうから、ラジオをそのまま流しているのかな。
ちなみにこの曲、ハンバーガー屋さんで息子が巨大バーガーを必死に食べているときにも流れてきました。息子には曲の内容を伝えて、励ましてみました(爆)
あと気づいたのはこの曲かな
「Party Rock Anthem」 LMFAO ft. Lauren Bennett, GoonRock
鉄板ですね!
送迎車だったか、タクシーだったかに乗っていたとき、こちらの曲が流れてきたのにはもう思いっきりテンションアップ!
うーんやっぱり人気なんだな~と嬉しくなりました。
「Turn up the love」 Far east movement
彼らのTシャツを着て夕ご飯に出かけた息子は「ここはアメリカなのに誰も気づいてくれないみたい…」とつぶやいていましたが、そこまで求めるのはいくらアメリカだからって酷なんでは…(苦笑)
FMのTシャツを着て、店内で流れていた「Titanium」に励まされ?完食した息子(笑) |
そうそう、すごくなつかしかったのはこちら
「Make It Real」 The Jets です~!
滞在中、ちょうど満月の週にあたったので、グアムの夜、海と満月を一緒に眺めないわけにはいかん! とひとりでホテルのプールサイドへ。
プールサイドのすぐ下がピーチで、満月と波の音を満喫したのですが、すぐ帰るのはもったいないと、プールサイドバーへ立ち寄りました。夜のプールってキレイでなんだか幻想的で、テンションあがるぅ~!
ちょうどお客のオジサマ(たぶんアメリカ人)が何かレモンの香りがするカクテルを頼んでいたので、私も同じものを、とバーテンのオバサマにお願いしたところ、オジサマは親切にも「これはブラッディマリーだよ」そのお仲間も「これはマイタイだよ」と教えて下さいました。
(オジサマだのオバサマだの言ってるけど、たぶん私と歳は変わらないかヘタしたら下なのかも!)
グアムの月の下、ちょっとしょっぱくてけっこう辛いブラッディマリーを独りですする39歳
うーん我が人生のよう…
とそんなとき、プールバーからこの曲が流れてきたのです。
いや~んなつかしい~!!!
Jets、大好きだったんですよね。もうかれこれ25年くらい前の曲だと思うのですが…
でもなんだかナマ歌っぽく聞こえるけど?
と不思議に思ってプールバーの奥を覗いてみると、なんとナマ演奏でした。
男性と女性が二人、キーボードやギターのほか、打ち込み伴奏を使いながら歌っているようでした。
しかも、よく見えなかったので推測なんですが、どうやらそのお二人はご夫婦らしく、足元で赤ちゃんがぐずっているっぽい! しかもその夫婦、日本人っぽい!
どういういきさつでそういうことになってるのか、妄想を始めると止まらないのでやめておきましたが、ま、とにかく女性のほうがこの曲を歌っていました。
しかしなんだね、ということは、今までなんとなく聞き流していたのも全部ナマだったのに、拍手は一切聞こえてこなかったな…
1曲くらい腰を据えて聴いてみるか、とプールバーのはしっこに腰掛けてみると、次に始まったのはこれ
グアムの夜、プールサイドで独り聴くコパカバーナ……
エレクトーン教室で最後の発表会はこの曲だったな とか
テレビドラマ「フレンズ」でレイチェルが元婚約者の結婚式に歌ってたな とか
グアムとはまったく関係のない思い出が走馬灯のように…(爆)
終わった後、控えめに拍手してその場を離れました、が、やっぱりほかに誰も拍手してなかったし、まともに聴いてる人いなかったな~
そんなもんでしょうけど、ちょっとだけ切なかったです(笑)
さて
「ちょっと月を見てくるね」と言い残したまま1時間も帰らない妻を、ダンナはホテルの部屋でプンプンして待っていましたとさ~
ダンナも息子ももう寝てると思って気にしてなかったのよ~!
ガツンと怒られました(苦笑)
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