グアム観光にはいろんなオプショナルツアーがありますが、そのなかで今回選んだ1つは
「プライベートビーチツアー」
公共のビーチは無料ですが、これはお金を払ってピーチに連れて行ってもらうというもの。
よってツアーに申し込まないとそのビーチには入れないのです。
無料で遊べるビーチがあるんだから、わざわざ金払って行くのもどうかなという気もちょっとしたんですが、初グアムなので綺麗な海でゆったりしたいと思いまして、敢えて予約してみました。
ホテルが所有してるビーチってのも一応部外者立ち入り禁止になってるようですが、地元の人が来てバーベキューとかしてたなぁ(笑)
ざっと調べたところ、いくつかプライベートビーチツアーがありましたが、ダンナの推薦ビーチを押し切って私が選んだのは「ファイファイ・パウダーサンドビーチ・ツアー」
旅行前に日本からネット予約をしておきました。
のんびりすごせます! と書いてあったのと、ホテルが林立するタモンの街からさして遠くなかったのでグアム2日目にはあまり遠くまで行かなくてもいいかな~ということ、それにHPがなんとなく親しみやすい造りだったこと…などで選びました。
ダンナと息子が海で遊んでいるなら、私はのんびり本でも読んでいよう、とそういう魂胆です。
ダンナは「ココス・アイランド・リゾート」のツアーを推してたんですが、料金がけっこう高いのと、タモンの街からけっこう移動距離があること、施設が大規模そう…などと考えてやめました。
マリン・アクティビティはいろいろ種類があったので、ダンナはそれが良かったみたいなんですが。
さて当日の朝
送迎車を待つあいだにパチリ |
迎えに来てくれたかわいいイラスト入りのバンにはすでにたくさんの人が…各ホテルを回って、参加者を拾っているようです。車窓からの眺めを楽しんでいる間に、こぢんまりとしたビーチに到着。
えっここがプライベートビーチ?! なんか狭くね? と思っていたら、そこから木の生い茂った道を少し歩いたところが「ファイファイ・パウダーサンド・ビーチ」なのでした。
ファイファイビーチは、グアム北部のタモン湾の一角にありますが、ファイファイの手前には、パブリックの「ガン・ビーチ」があります。
ガン・ビーチは第二次世界大戦中、日本軍が「ここにアメリカ軍が上陸するんじゃないか」と予想して「短二十糎砲」 が備え付けられた場所で、すぐ横にはトーチカ(鉄筋コンクリートで作られた防御陣地のこと)もありました。小さくて狭くて、もしここを攻撃されたら一瞬で死ぬなー…などと思いながら、息子に熱く説明しようとしましたが、写真をご覧の通り、全然母の話を聞かずに通り過ぎていく頭が写っております…
それでも列の最後になるまで粘って早口でババーッと伝えました(苦笑)
ファイファイビーチは、グアム北部のタモン湾の一角にありますが、ファイファイの手前には、パブリックの「ガン・ビーチ」があります。
ガン・ビーチは第二次世界大戦中、日本軍が「ここにアメリカ軍が上陸するんじゃないか」と予想して「短二十糎砲」 が備え付けられた場所で、すぐ横にはトーチカ(鉄筋コンクリートで作られた防御陣地のこと)もありました。小さくて狭くて、もしここを攻撃されたら一瞬で死ぬなー…などと思いながら、息子に熱く説明しようとしましたが、写真をご覧の通り、全然母の話を聞かずに通り過ぎていく頭が写っております…
それでも列の最後になるまで粘って早口でババーッと伝えました(苦笑)
短二十糎砲 |
トーチカ(写真中央の穴のようなところ) |
参考にさせていただき、ありがとうございました!
さて
列の最後になりつつ、小さな岩山のようなところを滑らないようセッセと歩いていくと…
ファイファイビーチに到着!
まあ、参加者もほぼ全員が日本人なので(この日は一組だけ、チャイニーズアメリカンのカップルがおりました)、ドンドコドドスコの太鼓にノリノリという国民性ではなく…叩くほうだってそれじゃノれないよね~
なんとなく手作り感の漂う看板がカワイイ |
海へと走り出す前に、ツアーならではのオリエンテーションがあるのですが
このオリエンテーションで説明してくれるお兄さんがテンション高い!
Jさんという日本語ペラペラのアメリカ人(たぶん)なのですが、若くてなかなかのイケメンさんです。
しかしテンション高い! ダンナがついてこられるかと非常に心配したのですが、とりあえずだいじょうぶそうで安心しました。
テンション高いだけでどーせ中身は何もないんじゃないか、などとオバサンくさい疑りを持って説明を拝聴していたのですが(Jさん、ごめんね)
いやいや全然!
グアムツーリストとして、ものすごくタメになるお話をうかがうことができたのです。
まず一つは
「水を大切に使おう」
そんなの当たり前じゃーん、と思いますが、浮かれている観光客はついつい忘れてしまいがち…ではないでしょうか。Jさんは
「グアムは島でしょう? 島だから当然お水は貴重。たくさん来る観光客の人がたくさん使えば、島に住んでいる人が困ります。歯みがきするときに水道のお水をとめるだけでも違うんですよー」
と明るく教えて下さいました。
そしてツアー中に飲むお水はサーバーに冷えたものが準備されているんですが、それを飲むときに使うプラコップにはシャーピー(ここが私にとっては非常にアメリカーン・笑)で名前を書いて、使い捨てをしないようにしましょう、と説明が! 素晴らしい~!
それに、そのコップを置いておく場所がかわいくって、軒下に貼られたハンモックみたいなアミの穴にコップを挿しておくんです。リゾート感あふれるエコ。素敵~!
私、バーベキューとかでコップをポイポイ捨てるのがどーにも気になってしょうがなかったんですが、ファイファイビーチに勇気をもらいました。今度からは記名コップを採用したいと思います!
さらにファイファイのトイレはエコトイレ。水洗ではなく、おがくずと微生物(だったか?)が便器に入っていて、用を足したら混ぜて、最終的には肥料になります。
Jさんは「みなさんの出したものがみなさんの食べるバナナとかになるんですよー!」と説明してました(笑)
観光地であり、アメリカでもあるグアムでこのようなエコトイレが設置されていることに好感度大!
使わせて頂いたトイレはとても清潔で気持ちよかったです。好感度大大!
ちなみにダンナはエコトイレ大嫌いなんですが、文句言ってなかったな~…ヨシヨシ(笑)
そしてもう一つは、グアムの人口約14万人に対して、観光客は月にまあだいたい10万人以上訪れているということ。
Jさんは14万人を One hundred forty thousand とまず英語で説明したので、私は「えー…」と目を白黒させて数をかぞえていたところ
「そこのおかーさん! はい、数ちゃんとかぞえられた?! 何人ですか?!」とツッコミが。
素晴らしい(笑)
もちろん、私はウケ狙いじゃなく、ホントに間違えてました。140万人かな? とか言って…(苦笑)
全然関係ないんですが、今回の旅行で私はすべてのグアムの人から「おかーさん」もしくは「マム」「ママ」と呼ばれました。以前だったら「おねえさん」とかそれに類する呼びかけだったのに…
ま、家族旅行だから当たり前なんだけどさ。でも、歳を感じます。体型の変化を感じます。自己のカンロク加減を感じます…感じます…感じます…
ハナシが激しくそれてスミマセン(爆)
グアムにはチャモロ人が住んでることは調べたけど、島の人口を調べるのを忘れてましたので、Jさんのおかげでわかってよかったです(爆)
Jさんが明るく説明してくださると、息子はすぐに反応してくれて、その後の旅行でもさっそく「水は大切に!」と言って節水をこころがけていました。
ありがたい…旅行に来てエコを学ぶ。
その他、ツアーのスケジュールなどを聞いてから、とにかくまずは海へ!
この日は午前中は干潮、午後が満潮だったので、本格的な海遊びは午後からというスケジュールになりましたが、ま、とにかく波打ち際へ走る~!
浅瀬でもがんばる(笑) |
この人は休憩中 |
バシャバシャやっていると、召集がかかり「ジャングルツアーに行きますよ~!」
ファイファイビーチの奥に広がるジャングルは、アメリカ政府認定の文化遺産なんですって。
で、そこをスタッフのお兄さんが案内してくれると、そういうミニミニツアーです。
生い茂る木々の間を抜けて…
たどり着いたのは鍾乳洞の洞窟。
ダンナが息子に「ホレ見ろ、これが鍾乳洞だぞ~」とか説明しています。
かなり急な階段を降りていきます。
下から入り口を見上げて撮ったところ |
洞窟の底には透明な水が溜まっていて、貴重な飲み水だったとか。
Jさんの説明通り、グアムは島なので飲み水はとても貴重。なので、この水を所有していたチャモロ人は他の人より裕福だったそう。
どんどん行きましょう~ |
最後尾でキョロキョロしながら進む我ら親子。
すると地面に大小さまざまな穴があり、しんがりを務めているスタッフのお兄さんが
「ココナッツクラブのハウスだよ」と教えてくれました。
よく地面を見ていると、いますいます! 小さな椰子蟹を発見。
写真を取り忘れたのが残念なんですが、息子がすかさず捕まえたら、お兄さんが
「ハサミが危ないから捕まえちゃだめだよ」と優しく教えてくれました。
現地のお兄さん達、みんな話し方が優しくって笑顔も優しくっていいですね~(*^_^*)
私はとても癒されました(爆)
椰子蟹…子どもの頃読んだ童話に出てきたような…
ココナッツクラブを訳したそのまんまなのね、と妙に感心(笑)
「ブレッドフルートが落ちてますよ~」と教えられる。
おお~、これがフローネの食べていたパンの実か~! と感動。
ゴムの木の説明なども入りつつ(ゴムの木の樹液はそのままチューインガムになるよ~、などとジョーク入り。本気にした私はダンナに思いっきりバカにされる)
これがグアムの有名な遺跡、ラッテストーン。崩れちゃっていますが、本当はこんな感じ
【ウィキペディアから拝借】 |
何に使われていたのか不明なんだそうですが、遺跡に残っている壁画などから、家の土台だったのではないかということです。普通は6本~ですが、このファイファイの裏手にあるのは8本~で、さきほどの洞窟内のお水があるため、お金持ちだったからではないか、とのこと。
(これも記憶が正しければ…たしかそんな感じの話だったと思います)
ジャングルを抜けて浜辺に出たら、星の砂探しをして、ミニ・ジャングルツアーは終了!
子どもの頃、ガラスの小瓶に入った「星の砂」、オミヤゲでもらったりしませんでしたか?
あれはほんとうは砂ではなく、有孔虫という生物の殻が堆積したもので、浜辺の砂をすくってよーく見ると、1つ、2つ、と見つかるものだったのです。
すくってはぢっと掌…じゃない砂を見て、あったあったと喜ぶという感じ。そんなには見つからない…
「ほかのビーチにもあるよね~」なんて思っていたのが大間違いで、その後、ホテル裏のビーチでさがしてみましたがもうサッパリ見つかりませんでした(ダンナ・談)。
子どもの頃のオミヤゲは、あれはなかなかに貴重なものだったのかもしれない…。
そしてお待ちかね、ランチタ~イム!
遊んでいる間にも、スタッフのお兄さんたちがお肉を焼いているであろう煙が見えていたのですが、庭先でバーベキューするかのごとく、ランチの準備をされてました。
で、給食の時間ってな感じでみんな並んでお皿によそってもらう(笑)
まず最初に、消毒ジェルを手にワンプッシュしてくれるという、なんかこう、南国らしからぬ生真面目さが可笑しかったです。
メニューはシンプルにチャモロバーベキュー串と、白いごはんと、レタスサラダのみなんですが、海で遊んだりジャングルツアーに行ったりしておなかぺこぺこだと、こういうわかりやすい食事が何よりおいしいと思いました。紙ナフキンも柄がかわいかったり、紙皿の下にカゴを敷いてくれてちょっとオシャレだったり、なんとなくの気遣いが好感度大(*^_^*)
ビールとジュースはついてないので購入するんですが、そのときに息子がコレで盛り上がる
「なんでカルピコなの?! カルピスじゃないの?!
あ、でもカルピスウォーターってカタカナで書いてあるね…なんでなんで?」
ダンナからひとくさり説明を受けて
「牛のオシッコじゃダメだよねぇ」と納得しておりました(笑)
ランチの後にもお楽しみがあるのですが、それはまた次のブログアップにて…
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