グアム旅行から帰ってきたら、ムショーにチャモロ料理が食べたくなりました。
ココナッツやトウガラシを使った料理は、ダンナと息子のウケが悪そうなのでとりあえず置いておくとして、チャモロバーベキューを再現してみよう! と思いました。そしてその横に添えるレッドライス!
チャモロバーベキューはなぜそういうことになったのかわかりませんが、絶対に醤油ベースの味付けだ、と食べたときに思いました。だから余計に日本人になじみのある味なんでしょうね。
いくら第二次世界大戦中、日本軍が占領していたからといって、現地に醤油がそこまで浸透するとは思えないのですが、日本の占領期間は3年弱に及ぶので、そのあいだにグアムの人々は「日本を憎んで醤油憎まず」ということになったの…かなぁ。
ま、とにかく、照り焼きに近い味なんですが照り焼きではないんです。
まずはネットで漬け込み液のレシピを探してみました。
ところが、焼いた後につけて食べる「フェデナニソース」のレシピはたくさん出てくるのに、漬け込み液のレシピがなかなか見つからない!
余談ですが、このフェデナニソース、グアムのチャモロ料理では絶対に欠かせないものらしいんですが、どういうわけか今回の旅行で1回も口にするチャンスがありませんでした! な、なぜなの…
とかなんとかボヤきながらようやく見つけたのがこちら、グアムにあるスマートレンタカーさんのスタッフブログです。
もうずいぶん更新されていないようなので「紹介させてね~」ということで一応お願いのコメントは残しておきましたが、無断掲載、お許しくださいね。
お醤油5に対して、ビネガー、ペプシを各1の割合
コショウ、マヨネーズ、それぞれ少々
ニンニクとタマネギのみじん切り
甘めが好みの人は砂糖を小さじ2~3
好みでタカノツメ
これで6~8時間漬け込んで焼くそうです。
お肉は牛、豚、鶏、どれもあったような気がします。
我が家はダンナがチキン大好きなので、鶏の手羽元でやってみました。
自分の記憶をたどりながら味付けをした結果、ペプシの量をもとのレシピよりかなり増やしました。
そして家にあったのはペプシじゃなくてコーラだったのでコーラを使ってしまいましたが…
焼く時には、面倒でも途中何回かタレをハケで塗ると、それらしい味になります!
コールスローと白いごはんを付け合わせに |
初日のナイトマーケット、ファイファイビーチ、オンワードプールの売店、それぞれで食べたチャモロバーベキューに近い味が再現できたと思います。ダンナと息子にも合格点をもらいました。
★
そしてレッドライスですが、初めて食べた時にはその色からして「味の薄いケチャップライス?」と思ったんですが、ケチャップの味はしないので、何で味をつけているのか気になっていました。
これは、中南米が原産のベニノキ(紅の木)から取れるベニノキの実を色付けに使った料理で、中南米のお料理にはよく使われるものみたいです。色だけでなく、味もコショウのようなピリッと感があって、香辛料としても使われるそうです。
伝統的な作り方は、このベニノキの実を水でさらして、赤い液を作ってそれでご飯を炊くのですが(炊くというよりは、リゾットみたいな作り方)、グアムでもアチョーテパウダーという便利なものが売っています。アチョーテというのはベニノキのこと。
作り方はちょっとググればたくさん出てきます。
いろんなブログ、サイトを見て、だいたいの作り方を頭に入れました。
が、問題はアチョーテ。
アチョーテの実はもちろんですが、パウダーすら日本では手に入れられそうにない…
「アチョーテパウダーがなかったらパプリカパウダーでも」と書いてあるサイトもありました。
が、できればアチョーテで作ってみたい!
なぜグアムで買って帰ってこなかったのかしら~?! うお~後悔(ToT)
検索しまくって見つけたのがこちら、静岡にある「VIVAS 南米食品」さんのオンラインショッピングで取り扱っている「アヒ パンカ シン ピカンテ」です。
アチョーテだけでなく、チリパウダーも入っていますが、アチョーテが使えるのだからこれで満足です。チリパウダーといっても種を抜いてあって辛くないとのことなので、ますます好都合。
さっそく購入して、作ってみました!
お米は日本のお米とは違うような気がしたので、ちょっと前にChini'sで購入したバスマティ米を使ってみました。バスマティ米ほど細長くはなかったと思うので、これも厳密には違うんですが…
バスマティ米 2合
アヒ パンカ シン ピカンテ 1袋…8グラム強
玉ねぎ 1/2個
サラダオイル 大さじ2ぐらい
ニンニクを入れるレシピ、ベーコンを入れるレシピ、いろいろありましたが、グアム政府観光局のレシピ(こちらのブログはとてもわかりやすくてよくまとまっているのでオススメです!)では玉ねぎだけだったし、自分がグアムで食べたレッドライスにはベーコンが見当たらなかったので(外食だからかもしれないけど)、今回は玉ねぎのみで作ってみました。
日本のお赤飯のようなもので、お祭りのときなんかに食べるお料理とのこと。それぞれの家庭にそれぞれの作り方があるのでしょうね。チャモロ語では「Eneska Agaga」と言うそうです。
あくまでもテキトーな作り方なので、あしからず…
お米をさっとといでザルにあげておきます。
玉ねぎはみじん切りにして、サラダオイルで炒めます。
アヒ パンカ シン ピカンテパウダーはお米と同量の水で溶かし、玉ねぎに加えます。
ざっと混ぜたら、お米を入れて、普通に炊きます。
グアムのアチョーテパウダーとは違うものだけど、色も味もそっくりにできました~!
バスマティ米だとちょっとパラッとしすぎなので、日本のお米で固めに炊くのでもいいかもしれません。
ほかにも、食べてみて美味しかったチャモロ料理がいろいろあるので、また作ってみたいなーと思っています。
チャモロバーベキューは我が家のメニュー仲間入り確実だな!
レッドライスは、ダンナと息子がさほど喜ばないので、私がひとりで食べることになりそうです(苦笑)。
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