2017年5月15日月曜日

まだむ流プロジェクトライフのコツ、伝授の巻!(2)


 プロジェクトライフについて突然語りだしたまだむです(笑)

 いやー、なんかですね、ずううううーっと悶々としていたんですよね、プロジェクトライフをうまく組み立てらない、作れないことに。うまく作れないというのは、自分のスタイルを確立できていないから、ということでもあるので、ここまでグダグダと語れるようになった(笑)ということは、少しはそのスタイルが出来上がってきたのかなぁー、とも思います。

 さてさて先週の続きの前にちょっとひとつ

 前回の記事で「私はお店でプリント派」と言っていたのですが、それはまず家のプリンタが(かなーり)古いことや写真用ペーパーのいいものはけっこう高いこと、インクの減りがすごいこと、思ったような写真にするには何枚も出力する場合があること、何よりお店でプリントする写真のほうが耐久性が高いこと…等の理由だったのですが、最近のプリンタは高性能ですし、写真用ペーパーもけっこう安くなってるみたいです。

 おそらく、プロジェクトライフ自体が「家でのプリントアウトを前提としたクラフト」なのでしょうね(笑) 写真屋さんでプリントしてもらったものをポケットに合わせていくのではなく、ポケットに合うサイズに写真を自分でプリントしていけるというのは、プロジェクトライフにとってこれ以上ない利点です。トラベラーズノートなんかもそうですね。あれは、もう、家でプリントしなければどうにもなりませんもの~。
 でも、私のように諸事情で家ではプリントできない、しない派のかたもいると思うので、そちら目線でこの記事も書いています。家でプリント派のかたにはさしてためにならない内容が多いかもですが、どうぞご容赦を~ (*_*)

其之四:
どんなタイプのページが自分の写真に合っているのか考えよう/ページ数が増えても気にしない!
 ちょっと話が前後しますが、写真とペーパー類を入れるための最重要アイテム、ポケットページ。スリーブとも言いますね。これ、ポケットの区分けにいろんなパターンがあります。最初のうちは、いろんなものを試してみたくてバラエティパックみたいのを買ったり、あれもこれもと手を出しがちですが(自分のこと)、これだと合う写真がなくて使わず仕舞いになったり、最終的には写真を切り刻んで無理やりねじこんだり(まるでシンデレラの継姉たちのようにw)するハメになります(自分のこと…)。なので、自分に合ったポケットページを把握して、多めにストックしておくのはけっこう大事。後述のように、ページ数が増えたときに「ヘンなページしか残ってない!」となるとこれまた結局写真を切り刻むことに…(泣笑)

前回ご紹介した、まさにコレとか

恐竜の首が真っ二つ…

横長のポケットに無理やりましかくを詰め込んだ結果がコレ…見るたびに哀しくなる

 さて、海外の有名プロジェクトライファーさんのなどを見ていると、本当にバランスよく入っていて、オシャレで、ハァ~とため息が出てしまいますが、その理想に近づきたいあまり、自分の写真に我慢させるのは本末転倒だなぁと。
 自分では見開き1ページで完成させたいと思っていても、それこそ時系列が気になったり、お気に入りの写真はどうしてもカットせずにそのまま使いたいとなると、見開き1ページに収めるためには写真に無理をさせるしかない…なんてこと、ありますよね。
 ですから、思い切って、ページ数が増えちゃっても気にしない!というのをオススメします奥さん!(笑) ポケットが8個あるんだから最低でも6枚は写真を入れたいわ…などと、つい主婦根性で考えてしまいがちですが、そのために切りたくない写真を切ったりするのであれば、そのページは潔く写真を2~3枚だけにして、あとはジャーナリングカードやペーパーで埋めて、ペーパーの柄や、ちょっとスクラップブッキング的なモリモリを楽しめばいいと思うのです。

これなんか写真は3枚だけ(笑)

 12インチレイアウトなんて、だいたい写真は多くても3枚程度しか入れないわけですし(私は5~6枚突っ込むこともありますが)、ポケットになったとたん「いっぱい入れなきゃ!」というわけではないはず。写真とペーパーしか入れられないというわけではなく、例えば旅行先のパンフレットとか、お寺の拝観券とか、ボーディングパスとか、そういったものも入れられます。従来のアルバムや、スクラップブッキングのように貼り付けなくてもいいので、サッと取り出して、オモテウラ両面を見返せるのもいいですね。

入れまくり(笑)

 ポケットの数や余白を気にしたり、写真をなるべく多く使いたいからと、無理して入れようとする必要はないと思います。ページのウラオモテを無理してつかわない、というのとも共通してきますね。

其之五:
ジャーナリングカードやペーパーは思いっきり縛る!
 写真が決まってひと安心でも、次に待っているのは、どんなジャーナリングカードやペーパーを使うか、ということ。
 大きく分けて、プロジェクトライフ用のジャーナリングカードを使う場合と、12インチのペーパーを切り分けて使う場合がありますが、どちらにせよ、写真の内容に合ったものを選ぶのがまず大前提かと思います。
 しかーし!ここで、写真の内容や色味を気にし過ぎて、複数のデザイン(コレクション)に手を出してはいけません(笑)
 コレ!と決めたら貫き通し、まずすべての写真とペーパーをスリーブに突っ込んでから、どうにも色味の合わない部分だけ別途検討するようにしましょう。

失敗例。写真の色味と内容を気にし過ぎて、まったくまとまりのないページに。空も真っ二つ…涙。

 なんだか逆のような気がしますが、ジャーナリングカードだけのセットを使うよりも、ペーパーをスリーブサイズにカットして使うほうが実はラクだったりします。というのも、12インチのペーパーをカットすればページ1枚すべてを埋めることができるので、あとは写真を入れる部分のペーパーを抜けばページが完成してしまうからです。ジャーナリングカードの組み合わせにアレコレ悩むこともありません。

 この場合のペーパーというのは、プロジェクトライフ用に印刷されている12インチではなく、普通にスクラップブッキングを作るときの柄モノペーパーのことです。もちろん、PL用に印刷されている12インチペーパーを切り分けて使っても同じような効果?が得られますが、カードのサイズがすでに決められてしまっているので、ジャーナリングカードと同じような悩みが出てくる場合も。その点、柄モノペーパーを使うページと同じように切り分ければ、入れたい写真のサイズと合わせられなくて困るということがありません。柄モノペーパーは、基本は1ページに1柄として、複数ページに渡る場合には同じコレクション内でのいろんな柄をページごとに使っていくと、変化がありつつ統一感も出て良いと思います。

ケリちゃんの12インチペーパーを切り分けたもの。
ジャーナルはトレーシングペーパーに書いて重ねています。

一番上左側は違いますが、2段目以降は1枚のペーパーを切り分けたもの。
ペーパーはピンクフレッシュスタジオ。文字のデザインを活かしています。

 もう1つ、ジャーナリングカードやペーパーはだいたい両面印刷ですよね。ポケットは透明なので、入れると裏面のかわいい部分も見えて、つい「これを次のページに使えるかしら」と思ってしまうこれまた主婦根性。しかしここで気を付けなくてはいけないのが、裏面をそのまま使うと、あとから入れ替えが難しく場合があるということです。後から見直して入れ替えしたり、作業中にやっぱり入れ替えたいというときに、できなくなることも…。
 私はケチ根性+モッタイナイ精神で、つい両面使ってしまう場合が多いのですが、万一入れ替えをしたときに支障が出ないよう、別のペーパー等で差し替えがきくのかどうかを考えながらやっています。

其之六:
デコは最低限に!
 最終的にモリモリにしてもそれはお好みなのですが、とりあえず写真とジャーナリングカード(ペーパー)を時系列で区切ったすべてのページ(週区切りとか、行事区切りとか)に収めてしまうまで、スタンプやエンベリといった飾りには手を付けず、デコりはじめてからも「悩んだらとばす」「迷ったらやらない」というスタンスで最後のページまで駆け抜けましょう。
 これにはいくつか理由があって、ひとつは、悩み始めるとそのページから先へ進まなくなってしまうことと、悩んだあげくにドツボにハマって似合わないスタンプや飾りをつけてしまい、撤回できなくなって後悔するというパターンに陥りやすいからです。でも、悩んだら飛ばして次へ行けば、後から戻ってもう一度検討して飾ることができますし、そもそも写真であり色や柄のついた紙ですから、絶対に盛らなけらばならないということもないわけです。

頑張り過ぎてキモイ(笑)

 また、クラフト目線だとついいろいろ手をかけたくなりますが、そもそも写真ありきのクラフトであり、最終的には思い出を保存するためのツールです。あれこれ盛り過ぎると、後からアルバムを開いたときに、写真が飾りに埋もれて目立たなかったり、飾りがモリモリすぎて、まるで「若かりし頃の自分の行き過ぎ黒歴史ファッション」を見てしまったような、そんな気恥ずかしさに陥る可能性大です(苦笑)

 例えばこの写真は、大判のましかくプリントにしたお気に入りの1枚だったのですが、何を思ったのかモリモリと飾りをつけてしまい、写真全体の雰囲気が台無しになってしまった痛恨の1枚。何もつけなくてよかったんだな、と反省しております。



 こちらは、柄モノペーパーをポケットサイズに切って入れました。そこでやめておけばよかったのに、何か盛らなくちゃいかんのでは?!と勝手に思い込んだ結果、いらないスタンプやステッカーでペーパーの雰囲気が台無しに…ページ全体としても、しっくりはまらない結果になりました。

 たくさんの失敗をして思ったのは「何もしないくらいでよい」ということ。以前はとにかく1つのポケットに1つのエンベリ!さらにスタンプ!エイエイ!というくらい貼り付けていたんですが、それだと出来上がって全体を眺めたときにゴッチャリ感が出てしまい、まとまりのないページ、スッキリしないページになることが多々ありました。また、盛り度(そんな言葉はないですがw)の基準が12インチレイアウトとは違うなぁとも感じました。
 それから盛り方もやっぱりちょっと違ってきます。12インチのようにポップアップしたり、厚めのエンベリをつい使ってしまいがちですが、特にページの両面を使いたい場合、写真やペーパーが入りづらかったり、ぐいぐい入れたらエンベリの角でポケットに傷がついたことも。
 そんな失敗を経て、まずは写真を中心に、ペーパーやカードそのものの色、デザインを活かして配置する。そこへ、ほんの1つ、2つのスタンプやエンベリをアクセントとして入れる。自分のプロジェクトライフには、それくらいがちょうどいいと感じるようになりました。出来上がってアルバムを見返したときに、なんかちょっとさびしいな、と思ったらまた入れればいいのですから。

 それよりも、やはり思い出の記録という意味では、12インチレイアウト以上にジャーナルを多く入れたいものです。が、しかし。写真をため込んでおいて、過去の写真を引っ張り出して作ると、どうしてもそこらへんが疎かに…やはり鉄は熱いうちに打てということでしょうか (^_^;) それがなかなか、できないんだなぁ(©みつを)


 まだまだ続く、まだむ流プロジェクトライフのコツ。
 す、少しはタメになる部分など、ありましたでしょうか… (゚Д゚;)
 よかったら明日もお付き合いくださいませ~ (^_^*)/





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