※本日はつまらないエッセイ風におおくりします(笑)
さて、ごぼうをどう切るか…
私の実家では、母がいつもごぼうとにんじんをマッチ棒くらいの細さに切っていました。
それが正しいきんぴらの形だとずっと信じていたので、スーパーのお惣菜売り場やコンビニ弁当で見かける、ささがきにされたきんぴらを「こんなチャラチャラした形でふにゃふにゃした歯ごたえのは、これはきんぴらじゃないね」などと思っていたのです。
結婚してダンナの実家へ行ってみると
きんぴらは見事にささがきでした。
私の実家とは見た目も味も違うきんぴらごぼう。
そしてなぜかお正月のお重の横に、鉢に入れて必ず添える一品でもありました。
でも、お正月のたびにダンナの実家へ行き、そのきんぴらを食べて、さらに私がそのきんぴら作りをたまに任されたりするようになると
だんだんとささがきのきんぴらごぼうに慣れてきました。
そして今日、私はなんとなく、ごぼうをささがきにしていました。
歯医者通いの途中で、歯ごたえの良いものは食べられないこともありましたが、明らかに、ささがきのきんぴらに慣れてしまったのですね。
息子に「今日は夕飯にきんぴら作ってあげるねー」と言うと、彼は「え? チンピラ?」などとふざけています。
チンピラなんて意味わかってるのかな…と思いながらごぼうを炒めていると、頭の中に長渕剛の「泣いてチンピラ」が流れてきました。
私は大嫌いな長渕剛なんだけど(ありえな~い!)、ダンナは大好きなのです。
それで、新婚の頃はクルマに乗るたび聴かされて、しまいにはどの曲も歌えるようになってきて、とうとうそれなりにお気に入りの曲まで出てくる始末。
ふんふんと「泣いてチンピラ」を歌いながら、ささがきにしたごぼうを炒める自分に、諦めというかなんというか…これでいいような気もするし、これでいいのかなぁという気もするし。
そして息子に「この曲知ってる? 知らないの?! これはパパが大好きな曲なんだから、聴かなくちゃね! …ママは嫌いだけどね」と言って長渕のCDを聴かせるなんて、ああ~私もヤキがまわったなぁ…息子は漫画に夢中で全然聴いてませんでしたが。
息子が苦手なのでタカノツメは入れません |
でも、たまには、マッチ棒の形をしたきんぴらごぼうも作ろうかなー。
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