手作りグリーティングカードのお店「ちいさなカードやさん・ふわり」のブログです。手作りカードのワークショップを開催したり、オーダーメイドカードなどを承っております。少人数、大人数にかかわらず手作りカードのワークショップ、1枚からのオーダーカードでもお気軽にご相談くださいね。
2014年8月3日日曜日
ついに!プロジェクトライフ ~沖縄2014(5)
沖縄滞在の3日目はイベントてんこ盛りの日でした。
美ら海水族館だけでお腹いっぱいと思っていたのに、まだどこかに連れて行かれる模様…
(ダンナの行動に常に懐疑的な妻 ヒドイwww)
なんでも「カヌーに乗りに行く」と言うではないですか。
カヌー?!
どうせ観光客向けのつまらないヤツなんじゃないの~(=_=)
なんて思っていたら、大間違いでした!
ごめんねダーリン。
これで「りぼん」を思い出したそこのアナタ! 同年代ですなwww
ダンナが連れて行ってくれたのは、沖縄本島北部にある「やんばる」と呼ばれる地域。
森林など自然が多く残っているところで、漢字だと「山原」になります。
ここにある「やんばる自然塾」の 慶佐次(けさじ)川マングローブカヌー(2時間コース)というのに参加してきました。
インストラクターさんが漕いでくれるカヌーに乗ってぼんやりするだけなのかなぁ、なんて思っていたら、パドルの使い方をレクチャーされる。もちろん、転覆したら浮くようにライフジャケットもキッチリ。
どうやらしっかり漕がされるみたいです。汗!
私たちを担当してくれたインストラクターさんは、名前も言葉もお顔立ちもうちなーんちゅという雰囲気のタマシロさん(そしてイケメンw)。たまちゃんと呼んでね、と言ってくださるのでその後はずっとたまちゃん! と呼び続ける(笑)
若そうなのに小兄の扱い方が上手。メリハリがあって、言うときはキチッと、褒めるときは大きく!
うーん、若いのになかなかなイントラさんだなぁと思っていたら、後日HPを拝見したところパパだと判明。
そっか、やっぱりねぇ~ (´ω`)
小兄もその空気をしっかりキャッチして、すぐになつく。
子どもってすごいなって思うのはこんなときです。
ダンナと小兄、大兄と私に別れて2人1組でカヌーを漕ぎます。
まっすぐ漕ぐ、右へ曲がる、左へ曲がる、旋回する…
一通りの操縦を教えていただき、ドキドキしながらいざ、出発!
なんだかわからないけど「みんなを追い抜かそう!」とかワケわからない競争心を燃やす大兄に「ゆっくりでいいから!」とかここでもモメつつ(笑)、カヌーは慶佐次川をさかのぼっていきます。
ほとんど漕いでない気がするのに、カヌーがスムーズに進んでいたのは大兄のおかげでしょう(笑)
たまちゃんがいろんなお話をしてくれるのですが、そこに流れる沖縄言葉の響きを心地良く聞きながら、水の上をゆっくり進んでいくと、自然と一体化していくような、そんなふうに感じます。
マングローブはヒルギという木の集合体であること。
だからマングローブの森というのは間違った言葉づかいであること。
ヒルギはどうやって自分たちを増やしているのか。
マングローブの中に住んでいる動物たち…
マングローブの間を流れていきながら、たまちゃんがひとつひとつ説明してくださいます。
単なる世間話などではなくて、ちゃんとした自然についてのレクチャーを受けられるなんて思っていませんでした。
もちろん、世間話も楽しい!
たまちゃんが高校生の頃は、ポーク(スパムなどのランチョンミートのことを沖縄ではみんなポークと呼ぶそうです)と玉子を焼いて、パンに挟んだのを自分で作って学校に持って行ったとか、そのポーク缶はチューリップ印が美味しいとか、沖縄のオバァは歯磨き粉のことを「コルゲート」(アメリカで一般的な歯磨き粉の商品名)と言う、とか。この「コルゲートネタ」には大兄が大ウケ。何しろ今まさにコルゲート使ってるから(笑)
そのほか、ダンナのリクエストでハブについての話などもいろいろ教えてくださいました。
小兄は終わった後「教えてくれるのがたまちゃんでよかったね! オレ、沖縄で会った人のなかでたまちゃんが一番面白かった!」と言っていました。
帰ってきてから、たまちゃんオススメ、ポークと玉子も作ったよ!
パンじゃなくオニギリにして、スパムおむすび風にしました。
★ ★ ★
たまちゃんが最後に教えてくれたこと。
ヒルギという木は、海水と淡水のちょうど混ざるところに生えるそうです。
普通なら、木や草は海水に弱いのに、あえて海水を吸い上げて生きることを選択したヒルギ。
そんな生き方って、強いと思う? 弱いと思う?
海水のない、淡水だけで生きるにはほかの植物と闘って場所を勝ち取り、子孫を残していかなければならない。
それよりも、あまりいい場所じゃないところを選んで、その代わりに海水を我慢?して、ライバルの少ないところで子孫を増やす。
強いから、海水を我慢してライバルのいないところを選ぶのか
弱いから、ライバルとは闘えなくて海水を我慢してるのか
どっちだろうね…
たまちゃんと私の意見は反対だったのですが、そんな話をしていただけることが、とてもうれしく、ありがたかったです。
強いのがよくて、弱いのが悪いとか、そういうことではなく、どんな生き方を選択するのか、それをどう自分の中で折り合いつけていくのか。
なんかそんなふうに感じました。
たまちゃん、本当に、ありがとうございました!
家族全員、とっても楽しかったです。
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